今月の絵本『やまなし』【連載:Girly Time by acanel 】

acanel

ginginkomeline

 

女子高校生ライフを謳歌している ひとみ です。

 

…と言いたいとこだけど、常にマスクして人との距離とって手洗いアルコールばかりしてる学校生活。基本お出かけ禁止。とても華の女子高生とは思えない。

 

家での生活も随分と長くなった。必然と自分の部屋にいることが多くなる。そうなってくると、部屋の模様がえとか断捨離とか、いろんなことしたくなるよね。

 

 

 

思い切って小学校時代の教科書やランドセルと断捨離することに!国語の教科書を読んでいたら、久しぶりに宮沢賢治の「やまなし」を見た。

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「クラムボンは笑ったよ」
「クラムボンはかぷかぷ笑ったよ」

 

そんな会話をしている親子カニ2匹。谷にある川底で暮らしている。クラムボンは笑ってると思いきや、次には殺されている。クラムボンの正体は最後まで不明。

 

谷川には「やまなし」という、なしの一種らしい実が流れてくる。しばらくすると熟してお酒になるらしい。おいしそう。

 

・・・

ふむ。5年ぶりくらいに読んだけれど、やっぱり意味はわからない。大人になると解読できるのかな。

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意味は全くわからないけれど、眩しい輝きの世界観が頭の中いっぱいに広がる。きっと澄み切ったキッレイな川底で、真っ赤で大きなカニ1匹と小さなカニ1匹がいるんだろうな、とか。

 

川を挟んで見る世界はキラキラしているんだろうな、とか。とにかくキラキラした世界観が流れてくる。

 

やまなしは深い意味のある物語なのかもしれない。でも、そんなことは分からなくても、雰囲気に浸って楽しめる素敵な絵本。

 

エビデンスとかソースとか、そういう情報がいらない世界って心地よい。固くなった頭を柔らかくしてくれる物語に出会えていてよかったな、と素直に思った。

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